東京の住まいさがし

東京

あらゆる面で日本一の都市である東京

東京は日本一の繁華街を擁する大都市であり、世界の中心的な役割を担うビジネス街です。

ですがもう一つ忘れてはいけないのが東京は江戸時代から日本の政治中枢として多くの人が住み、文化を育ててきた場所でもあるということです。

日本国内の総人口は平成22年調査時で1億2,806万人であるとされており、このうち東京圏に住む人は3,562万人となっています。

つまり日本の総人口のうち約30%は東京に住んでいるということになります。

しかし東京都の面積はわずか2,190平方キロメートルと全国47都道府県で45位という狭い土地となっており、人口密集度は他の都市とは比べ物にならないほどです。

このような状況にありながら日本全国から東京に人口が流入してくる動きは年々増加する傾向にあり、狭い土地の中にどのように生活スペースを作っていくかということは暮らす当人たちだけでなく、国や自治体にも係る重大な問題となっています。

江戸時代の頃から集合住宅が存在してきた東京ですが、今また新しい形式の居住形式も登場してきているのです。

歴史を知ると東京の生活が楽しい

東京が日本の政治の中心になったのは長禄元年(1457年)のことで、現在の千代田区にあたる所在地に江戸城が築城されたことで始まりました。

当時の江戸はまだ人がほとんど住んでおらず、日比谷の近くには海岸線も見えるようなのどかな土地でした。

それが天正18年(1590年)に徳川家康が江戸城に入ったことにより江戸幕府が開かれることなり、以後長い江戸時代を通しずっと江戸城を中心にした都市化は進められていくことになりました。

江戸幕府はただ政治の中心的な役割をしたばかりでなく、神田上水や玉川上水に大規模に水道工事をしたり低地を埋め立てて居住地としたりといった土地全体を暮らしやすくするためのの整備事業も行っていきました。

やがて参勤交代で江戸と地方を行き来する大名たちの屋敷が江戸城近辺にできるようになってくると、そこで商売を行う商人たちが次々店を開いていき、経済が発展し多くの人がその活動に参加するために集まっていったのです。

しかしその急激な都市化は戦後の高度成長期の頃に限界を迎え、交通難や住宅事情の悪化といった暮らす人にとっての大きな問題をもたらすことにもなりました。

現在では23区を中心に独自の生活インフラを整えながら、暮らしやすい街を作っていくかということを地域住民一体として取り組んでいます。

都内の各地域ごとの特性を知る

これから東京に住もうという人や既に都内に住んでいて別の地域に引っ越しをしようと考えている人は、「東京」という都市をすべて一体とは考えてはいけません。

決して広い土地ではないとはいえ、東京にある各地域はそれぞれの自治区ごとに特徴を持っており、住みやすさにも大きな違いがあります。

数年前までは住所として敬遠されてきたような土地であっても、自治体の取り組みによって環境が大きく改善し以前まではなかったような住民サービスを受けることができるようになっているなどの変化が見られています。

戸建てでもマンションでも、自己所有でも賃貸でも、住居を探すときには建物だけでなくその土地独特の風習にもこだわりを持って探してみてください。

意外なところに思いもよらない掘り出し物の物件を見つける事ができるかもしれません。