武蔵野丘陵から多摩地域までに市が密集
東京都の中心は23区ですが、反面で住居用の地域として人気が高まっているのが23区外にある26市です。
東京が地元ではない人に東京には26の市があるというと「そんなにたくさんあったの?」と驚くこともよくあります。
東西に細長い東京都の土地の西側に位置するのが多摩地域とされる23区外の市であり、その中には狛江市や調布市、稲代市、府中市といった23区外とはちょっと違った独特の街並みを見せる場所も見られます。
東京都は西側の内陸部に向かうほど丘陵地域が増えて標高が高くなるという特徴を持っていますが、ちょうど23区から市に入るあたりにあるのが武蔵野丘陵であり、そこからさらに西に向かうことで高尾山など山並みの多い地域となっていきます。
多摩地域は大変広いため、北多摩、南多摩、西多摩といった呼び分けがされています。
中でも北多摩地域は23区に接する場所にあるとともに、武蔵野台地という住みやすい土地形状をしていることから戦後より住宅地として広く発展をしてきました。
一方で南多摩地域は神奈川県に接しており、JR線の開通により川崎市や横浜市とも関わりの深い文化を持っています。
離島地域も東京都です
新宿や渋谷といった大都市を有すると同時に、本州から遠くはなれた離島地域までもが面積とされているのが東京の不思議な点です。
東京都として管轄されているのは伊豆7島と小笠原諸島に含まれる島々であり、伊豆7島には大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島といった有名な島が含まれています。
これらの島々に共通しているのが富士火山帯が海上に突出したことで出来上がっていることであり、すべて火山島として噴火が定期的に観測されています。
東京からははるか離れた南方にあることもあって気候状況もかなり東京都内と異なっており、赤道に近いこともあって温暖多雨の亜熱帯地域独特の植物が見られます。
伊豆7島の他にも伊豆諸島には大小100を超える島が観測されています。
東京からは船便と航空便とがあり、定期的に東京湾から運行があります。
東京都内から観光に訪れる人も多く、中でも昭和30年(1955年)から国定公園の指定を受けたことで伊豆7島へ休日を利用して手軽にリゾートを楽しむ人もいます。
人気があるのは多摩北東部
都内繁華街のベッドタウンとして発展してきた多摩地域の中でも、特に人気が高い北東部にあたる狛江、調布、三鷹、武蔵野は準23区とも呼ばれています。
地理的にも23区の主要都市に近く、交通アクセス状況も非常によいのでこちらに住みながら都心部に勤務にゆくという生活スタイルをとる人も多くなっています。
新宿や渋谷などの繁華街から適度に距離もあることから住宅地域は閑静で治安もよく、生活インフラもしっかりとしているので住みやすさにも定評があります。
23区内であるかどうかで家賃相場もかなり変化してくるので、家賃の安さと交通状況の良さを比較して選ぶのがよい方法と言えます。
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