三鷹市の歴史と特徴
三鷹市は武蔵野市のすぐ南側に位置する、26市の中でも人気が高い居住地域として知られています。
都内23区は家賃などで折り合いが付かないので、という人たちから最初に候補に挙げられるのが武蔵野市か三鷹市となっていて、どちらの方がより住みやすいかということがしばしば議論されていたりもします。
三鷹市は武蔵野市同様武蔵野台地の上にちょうど乗った形で位置しており、市内全体は平坦で移動がしやすい形状となっています。
石器時代の遺跡が発掘されたことがあるなど古くから人が居住用にしてきたものの、爆発的に人口が増えたのは江戸時代に起こった大火事からであり当時焼け出された人たちが三鷹に流れてきたことで急激に都市化が進みました。
それでも明治から大正期にかけては東京の中でも農村地帯として知られており、昭和に入って中央線三鷹駅ができたことにより都心部へのベッドタウンとして再開発がされるようになりました。
家賃相場と住みやすさ
ベッドタウンとして昭和初期から機能してきた街だけあって、住居としてのインフラ整備はかなり進んでいます。
ただすぐ北にあるのが大人気の「吉祥寺」を擁する武蔵野市であることからどうしても存在的に二番手になりがちです。
ですがブランドイメージにこだわらなければ家賃相場も武蔵野市よりも若干安くなっているので住みやすさは抜群です。
電車もJR中央線をはじめとし、総武線や東西線といった複数の路線もあるので都内のそれぞれの地域に出かけるのにも不自由しません。
実はJR三鷹駅は北口に下りるとそこからは武蔵野市になるという珍しい作りをしている場所にあり、降りる場所によって武蔵野市と三鷹市のそれぞれの施設を利用できるという大きなメリットを持っています。
家賃相場は武蔵野市に比べると若干安いかな?という印象ですが、23区と比較して歴然として安いというほどではありません。
ただし住民サービスは都内でもかなり高い評価を毎年受けているので、わずかの違いで区内か市内かで住むのを悩むなら市内の方が断然メリットがあると言えます。
近隣にある名所・施設
三鷹市には数多くの過ごしやすいスポットがあります。
有名な井の頭恩賜公園や玉川上水、新選組組長であった近藤勇が葬られたとされる龍源寺など魅力的なスポット満載です。
日用品の買い物のための店も充実しており、駅前に住むなら苦労を感じることなく過ごすことができます。
武蔵野市には高層ビルの賃貸物件も多く見られるのに対し、三鷹市には低層住宅が多いということが違いです。