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中央区

中央区

中央区の歴史と特徴

中央区はその名称の通り東京都の中でも中心に位置する場所にあり、南部には東京湾をのぞみ港区や千代田区という経済や政治の中心地とも隣接としている大都市部です。

実は現在中央区の範囲として存在している陸地はかつて東京湾の浅瀬であった部分であり、江戸時代に徳川家康が大規模な埋め立て工事を行ったことにより現在のように宅地利用ができるようになりました。

埋め立てを行った目的はそこに京都や堺から呼び寄せた商人たちに街づくりをさせるためであり、その政策の成功により現在も中央区日本橋周辺は古くからの商業地として残されています。

江戸時代には周辺一の商業施設として全国に知られるほどの存在となっていたということもあり、街並みには当時の色を残す古い施設や建物などが多く見られます。

なお中央区の中心的な街となっている「銀座」ができたのも江戸時代のことで、以前は駿府(静岡県)にあった銀・銀貨を扱う鋳造所を埋め立てに合わせてこの中央区に持ってきたことがはじまりです。

ちなみに同じく中央区にある日本銀行本店本館も同時期にここに移されており、当時はその施設は「金座」という名称で呼ばれていました。

家賃相場と住みやすさ

日本の中心都市ということもあり、中央区の家賃相場は都内でもトップクラスの高さとなっています。

都内で最も家賃相場が高いとされているのが港区なのですが、それに継ぐ2~3位の高さとして長い間水準が保たれています。

ワンルームで探そうとしても家賃月額10万円を下回るものはそうそうなく、13万円代くらいが平均的とまで言われています。

駅周辺にはたくさんの建物が見られますがその多くが商業施設であ、住宅施設を探す場合には奥まった路地へと入ってくなど駅周辺から離れる必要があります。

昼間はかなり多くの人が訪れる街ですが、居住用物件が少ないということもあって夜になると人口が激減するということも非常に特徴的です。

居住用物件が少ないといっても全くないというわけではなく、月島や勝どきといった地域には新しくタワーマンションが多く作られ、富裕層が入居するエリアにもなっています。

近隣にある名所・施設

中央区を代表する施設は非常に数多くあり、観光名所としても世界的い知られる場所も多くなっています。

日本銀行本店本館とはじめとし、東京湾や築地の魚市場、歌舞伎座や水天宮などガイドブックを見れば中央区周辺施設はずらりと紹介されています。

また海沿いの再開発が進む地域には高層マンションも数多く見られるようになっており、特に晴海埠頭周辺には「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」や「ベイシティ晴海スカイリンクタワー」「晴海アイランドトリトンスクエア」といったものが目立ちます。

古い寺院や神社などの街並みのすぐ近くに高級高層マンションが立ち並ぶという光景も中央区日本橋周辺ならではの光景です。