港区の歴史と特徴
港区といえば都内でもナンバー・ワンに家賃相場が高いところとして知られる場所です。
港が近いということもあり、外国人用の居住地も非常に多く外交官やビジネスマンなど富裕層の外国人が専用の高級賃貸マンションを利用している様子などもよくある風景となっています。
都内の他の地域では中国籍や韓国籍の労働者人口が多いのに対し、港区に限っては米国籍の人の方が多くなっているということも大きな特徴です。
港区といえば麻布、青山、赤坂と名前を聞いただけでセレブたちが住む街という印象が漂う場所がずらりと並んでおり、港区内に住んでいるというだけでもビジネス的に大きなブランドになるというほどの威力があります。
歴史的には中世期から既に開港されていることがわかっており、戦国時代頃には既に芝浦から帆船が出稿しては日本全国や世界との交流が行われてきました。
かつては大工業区として発展したこともあったのですが、東京大空襲のときに建物のほとんどが焼失してしまい、戦後の復興期には地域の再編とともに高級住宅地として作りなおされていきました。
家賃相場と住みやすさ
港区内でも特に人気が高いのは湾岸地域です。
芝浦や海岸、港南地区は京浜工業地帯として貿易船が多く出入りする国際的商業地域となっており、陸側では虎ノ門~赤坂付近にかけて巨大なビルが乱立するビジネス街となっています。
家賃相場ということでいうと広さにかかわらず都内最高の価格帯となっており、ワンルームを賃貸するだけでも家賃は月12万円以上はかかります。
一ヶ月の家賃が100万円以上にもなる超高級マンションなども多く見られており、IT長者と呼ばれるようなトップクラスの富裕層の経営者たちが大きなビルの中に居を構えています。
港区の中でも「いつかは住みたい街」として多く挙げられるのが麻布周辺で、元麻布や麻布十番、麻布狸穴町といった麻布がつく複数の地域はどれも大変な人気です。
麻布というとセレブしか住むことができない地域のようでもありますが、意外にも繁華街の通りには昔ながらのお店も多くなつかしく温かい街並みの景色も見られます。
住む人達の平均収入が高いこともあってか治安状態もよく、子育てなどにも適した土地となっています。
近隣にある名所・施設
港区のにある施設の特徴はやはり非常に独創的な高層ビルが多いということでしょう。
人気の物件としては「虎ノ門ヒルズ」や「東京ミッドタウン」「六本木ヒルズ森タワー」「汐留シティセンター」といった東京在住の人でなくてもよく耳にするような有名なビルがずらりと港区内にはあります。
中でも飛び抜けて知名度と人気があるのは六本木ヒルズ森タワーであり、低層階部分は一般の人も自由に入れるショッピングモール、中層階はオフィス・テナント、上層階は超高級賃貸マンションと巨大な建物内に複数の施設が入っています。
一時期は「ヒルズ族」というようなIT成金などを揶揄する言葉もありましたが、現在ではそうしたバブル的な雰囲気も薄くなり、より洗練されたセレブたちがオフィスや居室を利用するようになっています。